おしりから内視鏡を挿入し、大腸の内部をくまなく観察する検査です。大腸に炎症やポリープ、腫瘍などがないか検査することができます。
病気の可能性が疑われるものが見つかった場合、組織を一部採取し、顕微鏡で細胞レベルまで観察する検査(生検)を行います。
また、ポリープがあった場合、その場で切除を行うことも可能です(大きさや性質などによって日帰り切除が困難な場合は総合病院を紹介いたします)。
当院では、総合病院でも使用されている富士フィルム社製の上位機種「LASEREO 7000」を使用しています。
通常の観察に加えて、2種類のレーザー光による観察が可能で、粘膜表面の微細な血管や構造が強調される「BLI観察」と、正常と異常のわずかな色の違いを強調する「LCI観察」を行うことができます。それにより、早期がんの発見・診断をより確実に行うことができます。
また、内視鏡スコープは「EC-L600ZP7」を使用しています。
病変の血管や表面構造を拡大して観察することが可能で、より詳細な観察と正確な診断を行うことができます。
さらに、内視鏡の硬さを自由に調整することができる「硬度調整機能」に加え、挿入部先端が軟らかく曲がりやすく、曲がった後はまっすぐに戻りやすくする「カーブトラッキング技術」を搭載しており、検査時間を短くすることや、苦痛を軽くすることができます。